令和7年1月 新年の御挨拶

 新年明けましておめでとうございます。

組合員、御家族の皆様には、日頃より組合運営、組合活動に対し、深い御理解と力強い御協力を賜り、心より御礼申し上げます。

今年は、田川建設労働組合創立七十周年の節目の年を迎えます。(令和七年六月二十九日(日)開催の記念式典に向け準備中です。)

昭和三十一年設立、昭和三十九年十月には第五回全建総連定期大会が、山形県温海中学校講堂にて開催されました。田川建労は重責を担った組合だと確信します。七十年の間、歴代の諸先輩達が築き上げた伝統を引き継ぐと共に、山形県の委員長、全建総連の委員長を輩出した組合を誇りに思い活動をしていきます。

令和六年は、能登半島地震、山形県の七月豪雨、能登半島豪雨と自然災害が発生し、甚大な被害を受けました。田川建労からも、応急仮設木造住宅建設に能登半島に六人、戸沢、鮭川の現場に十二人の大工職人が協力し、完成させました。組合員の皆様には、敬意を表します。

インボイス制度、建築物石綿含有建材調査、労働安全衛生規則に続き、令和七年四月から四号特例が廃止され、全ての新築で省エネ基準適合が義務化されます。それにより建築確認申請には、構造・省エネ関連の図書等、壁量計算等の提出が必要になります。これら全てが、住宅建築の費用に上乗せされます。物価の上昇、資材の高騰が続き高止まり状態、労働者の賃金アップが叫ばれる中、住宅着工に影響しないか懸念されます。

結びになりますが、組合員、御家族の皆様にとって素晴らしい一年でありますと共に御健勝と御活躍を心より御祈念申し上げ、年頭の挨拶と致します。

[/建労新聞 第132号 令和7年1月1日より